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まず建築としておかしくない事

 

時々、

 

「こんな風にしたいんですけど、どうでしょうか?」

 

…といった単刀直入な相談や質問のメールが飛び込んでくることがある。

 

 

 

質問してその回答を得ようとしているのに、

 

ご自身の身元を明かしたくない…というような方のご質問にはお答えすることは有りませんが、

 

ちゃんとしたご質問には、私なりにちゃんと考えてお答えするようにしています。

 

 

そして、お返事の一番根底にあるのは、

 

どんな用途であっても、どんな建物であっても、

 

まずは「建築としておかしくない事」…だと思います。

 

 

「おかしい」の基準が曖昧だし、

 

仕方がない範囲、我慢できる範囲、妥協できる範囲も曖昧ですが、

 

理屈抜きで、変なものは「変」だし、おかしいものは「おかしい」と思うので、

 

だいたいご理解戴けると思います。

 

 

いろんなご相談を頂戴してきてだんだんわかってきたことは、

 

こうな風に、顔を見せずにメールで相談をして来られる方は、

 

webメールから、

 

その時のためだけにとったようなアドレスで送って来られます。

 

たぶん、ただ、背中を押してほしいだけなんだと思います。

 

そして、そんな背中を押してほしいだけの方からすると、

 

私の回答はあまり心地の良いものではないことが多いのか、

 

その後、パタっと返信が途絶えます。

 

「有難うございます。」

 

…という一言だけの返信が届くこともありますが、

 

何もない方が多いかな?

 

だから、途絶えたままなので、どうなったかはしりません。

 

  

おそらく私は、

 

質問された内容を私なりに真剣に考えて回答させて戴きますので、

 

そういった質問をする方の背中を押すような回答はしないと思います。

 

結果的にそうなることも考えられなくはないですが、

 

背中を押してほしいだけの方は、

 

背中を押してくれそうな方にご相談いただく方が良いと思います。