現場を見ながら打合せをしていると、
そういう考え方は出来ませんでした…と言われることが時々あります。
なかなか斬新ですね…とか。
でも、話の中ではそう感じるのかもしれませんが、
出来てしまえば、
ね、斬新っていうことではないですよね?…っていうことがほとんどだと思います。
私は、決して奇をてらったカタチを考えているわけではありません。
シンプルな考え方から辿り着く、シンプルな答えを導き出そうとしているつもりです。
例えば、私たちの職種では、図面を描きながら長い時間をかけて考えてきたことが、
経験となって自分の中に染み込んでいます。
現地を見ていても、図面を書いているときと同じように、
頭の中で図面を描くか、もしくは、
図面の中に私自身が入りこんで形を想像しています。
ねらった効果を発揮しやすい、できるだけ効果のあるカタチを…。
そういった経験から導き出されるカタチが、
「個性的」な考え…に見えるのかも知れません。
それは特に私が個性的…というか、特殊な訳ではなくて、
それぞれの立場、職種の人がみんなそれぞれに、
自分の職種に応じた考え方をしているだけだと思っています。
だからこそ、いろんな職種の人の議論が必要なんだと…。
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