「仕様では、450角の点検口が一つあればいいことになっています。」
よく聞く言葉。
天井隠ぺい型の空調機の話です。
本当に仕様書にそう書いてあるのかどうか調べたことはないのでわからないのですが、
本体サイズが700mm×400mm、高さが300mmぐらいあって、
450角の点検口で本体は交換できるのか?
数字だけを見れば、450角の点検口でも通らないことはないのかな?
でも、実際に天井の懐とかを考えると、それはなかなかに厳しい…というか、
現実的には無理なケースが多いです。
じゃあ、本体が壊れたときにはどうやって交換するのか?
天井を解体してやり変えるしかありません。
私が関わらせて戴いた物件では、
空調機を隠してしまうことも多く、
この隠ぺい型のエアコンを使うケースも多いので、
ちゃんと対策を考えていますが、
初めて連絡いただく方から、
空調を交換したい…というご相談があって、
現地確認に行くと、冒頭の言葉を業者の方に言われた…ということが過去に何度かありました。
こんなケースでは、
いずれにしてもどこかを壊さないと交換は出来ないのですが、
また同じ点検口をつけてしまうと、
何年後かに同じことになる恐れがあるので、
その次の交換ができるように、対策を施しておく必要があります。
その場の状況にもよりますが、
↓ が、天井や壁を外れるようにして交換できるようにします。
あくまでも、現地の意匠に合わせて…。
今回は、壁が外れるようにした改修しました。
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