藤村庸軒と北村幽安の合作の庭園。

藤村庸軒は宗旦四天王のひとり。北村幽安は庸軒の門人。

庭に入ると、いきなり正面に、琵琶湖の眺めとこの開放感。
で、振り返ると ↓ こんな感じ。

↑ この茅葺(さすがに琵琶湖、葭葺らしい)の建物が天然図画亭。

中は、こんな感じの普通の田舎家のお座敷。

障子の腰板には、海北友松筆と伝えられる花鳥画が。
…で、この写真を撮ってる場所には ↓ のように囲まれた点前座がある。

変わった配置なんで、ピンときませんが、逆勝手、向切ですよね。

中柱(といっていいんでしょうね)もあって、
炉の広間側に少しの立ち上がりがあって結界となっています。
結界の上には壁はなく、欄間は粗目の格子でスカスカ。
だから、すごく開放的。
でも、プラン的に包まれた感のあるプランなので、
そういう意味で、がっつりと包まれた感というよりは、
控えめな感じの包まれた感がある点前座でした。

点前座の天井は、掛け込み天井。
点前座だけを観れば、茶室感満載です。

隣の部屋が四畳半 ↑ で、
ここも本勝手のお茶室ということなので、
どこかに炉が切ってあるようです。
…ということは、この四畳半のさらに奥(写真で右の襖の向こう)に水屋があるのかな?
(この奥は、現役の住宅ゾーンなので見れませんでした。)
いずれにしても、何かと難しそうな点前座です。

近くには、浮御堂も…。
ありがとうございました。
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