先日来、頭の中の整理のために、
私の中では厳選された数冊の、昔からずっと使っている茶室の資料を読み返していたら、
初めて読んだかのような文章に出会ってびっくり。
全編に渡って、おそらく何度かは読み返し、読み見込んだはずだし、
必要な部位があれば、その時々に改めて読み込んでるので、
トータルで言うと、結構な回数読んでいる…はず。
読んだ時にあまり興味がなくて流し読んだ箇所はそれはそれで記憶してるので、
そんな箇所なら特に問題にしないんだけど、
覚えていないことが不思議…というぐらいの内容まであった。
ただ、
こんなところにも書いてあったんだ…と思う程度で、
内容的には、ちゃんと理解している内容だったり、
大工さんやその他職人さんから聞いた話として記憶していた内容だったり…と、
根底となる考え方の欠落には至っていなかった(…と思う)のは救い。
それは今回見つけた箇所がそうだっただけかもしれないですが…。
歳のせいなのか、
もしくは、その読み込んだ時点では、
あまり意識していなかった内容だったので、記憶に残っていないのか?
でも、考えてみると、
私の考え方の傾向として、
建築の仕方も材料も、加工方法も、気候も、使う側の考え方も、生活も、ものの見方すらも、
何もかもが変わってしまってる時代に、
歴史…というか、過去のやり方を踏襲するだけが正解ではない…とも思っているので、
本質に関わるところでなければ、忘れたら忘れたでいいか!…とか、
なんかあったな?…ぐらいだけ覚えておいて、
必要になった時に調べればいい…という考えになっているのも事実。
だって、出来上がったらほとんどわからない部分なのに、
今の造り方よりも昔通りの造り方が何倍もの金額がかかって、何倍もの時間がかかるなら、
そしてそれを求められていないのであれば、今の造り方を選択してもいいんじゃないかなって、
そう思ってます。
現実に、いろんな事情により、昔通りのことはできないってケースもあるしね。
だから、そんな考え方が記憶に残っていない原因なのかもしれません。
でも、当たり前の考え方だと思うんだけどな。
いろいろ言う人はいるだろうけど。
とはいえ、
時々、反復練習しとかないとダメってことですよね。
たぶん。
そうじゃないと、どんどん覚えてることも忘れちゃうのかな?
もう一度、全編読み返すか?
考えてみます。
結構ボリュームあるけど…。
最近暑さだけで疲れちゃってて、夜はすぐ眠くなるんだけどなぁ…。
ありがとうございました。
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