今日は、
簾をかけ、ちゃんと準備をした状態で、
内部の竣工写真を撮っていただきました。
撮って戴いた写真は、すべてを撮り終わってからご紹介させていただきますが、
まずは私の下手な写真で。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/s09522ad1ca0f3e85/image/id1b4ca86c451588f/version/1572530613/image.jpg)
そして、私も今日初めて、
簾をかけて、光を落した状態で中に入りました。
そこでクライアントとしばしの空間体験。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/s09522ad1ca0f3e85/image/ifa82f4f58dcbaf61/version/1572530671/image.jpg)
薄い壁を一枚隔てた外側からは、
まだ作業中の造園工事の声など、
いろんな音が耳に届いてはくるのですが、
室内はあきらかに時間がゆっくりと流れ、
壁というフィルターを通すことで、
人間の感覚が研ぎ澄まされていくかのような、
外部とは隔絶された空気が形成されていました。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/s09522ad1ca0f3e85/image/ia38e5893858b0c29/version/1572530716/image.jpg)
これは、技術的なことというよりも、
自然素材の潜在能力と傷つきやすい素材に対する人間の配慮、
そして、繊細なディテールから感じるものであり、
また、体験的には、
お濃茶の厳粛な雰囲気により生み出される
緊張感から感じる空気だと思っています。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/s09522ad1ca0f3e85/image/i100761614c1ce9bd/version/1572530734/image.jpg)
今回もそんな空気感を、
素材やディテールが創ってくれたことに感謝するとともに、
クライアントから、私にとっては最大限の賛辞を戴けたことが素直に嬉しく、
私がこの仕事をやっている新たな意味を見出すことが出来ような気もします。
ご縁に感謝いたします。
本当にありがとうございました。
話がちょっと竣工写真からは離れてしまいましたが、
明日に続く。
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