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泉屋博古館

 

「泉屋博古館」という名前を聞いて思い出した。

 

 

リニューアル工事をするって書いてある記事を読んだことと、

 

もうすぐ完成という記事を見て、

 

工事が終わったらみに行こうと思っていたことを…。

 

 

リニューアル工事をするっていう記事は随分前だったような気がするけど、

 

たぶん一ヶ月か二ヶ月前に、

 

他の美術館の展示内容をネットで探っていて

 

ふと見付けた記事で、

 

もうすぐその工事が終わる…ということを知った。

 

記事を読みながら、

 

「工事が終わったら久しぶりに行こう…」そう思っていた。

 

 

でも、もう工事が終わったのは知らなかった。

 

…というか、すっかり忘れていた。

 

良質のモダニズム建築 気持ちいい 博物館 新緑と借景 茶室はないけど

 

でも、

 

そう思っていると、

 

なぜかそういう機会に恵まれるもので、

 

この度機会を戴いて、

 

行ってきました。

 

 

世の中上手くできているというか、

 

それを私が引き寄せているのか、

 

誰かが引き寄せてくれたのかはわかりませんが、

 

そういうことなのかも…と思ったりして。

 

良質のモダニズム建築 気持ちいい 博物館 新緑と借景 茶室はないけど

 

…で、何十年ぶりかの「泉屋博古館」は、

 

なんていうのかな?

 

清々しいというか、

 

もやもやが晴れるというか、

 

そんなすっきりとした、

 

極上のモダニズム建築でした。

 

良質のモダニズム建築 気持ちいい 博物館 新緑と借景 茶室はないけど

 

何度か行ってるはずなんだけど、

 

前に行った時の記憶というと、

 

外観以外の印象が全く薄れていて、

 

たぶんその時の私の意識が違うところにあった…と思うほかないぐらいに印象が薄い。

 

 

それが今回は…。

 

たぶんね、意識がこの建築に合っていたというよりは、

 

歳の候なのかも?

  

良質のモダニズム建築 気持ちいい 博物館 新緑と借景 茶室はないけど

 

それなりに年を取って、

 

それなりの経験をして、

 

いろんなものを見て、

 

力が抜けている…というか、

 

すごく自然体で見れた気がします。

  

良質のモダニズム建築 気持ちいい 博物館 新緑と借景 茶室はないけど

 

…で、新緑の庭と背景なる山々の借景と庭の遠近感、

 

ある角度では、

 

庭の緑に埋没する建築、

 

ある角度では、

 

しっかりと主張する建築、

 

自然(借景)と建築、

 

または、人工の自然(庭)と建築が、

 

それぞれに主張しながらも、

 

それぞれを引き立てている。

  

 

もうね、最高でした。

 

 

時期もよかったのかも?

 

良質のモダニズム建築 気持ちいい 博物館 新緑と借景 茶室はないけど

 

今回の印象が良すぎて、

 

以前の記憶との共通点が見つからずに、

 

私の頭の中の回路がつながってないのかもしれません。

 

 

それは、以前の建物の印象がわるかった…という意味ではないですよ。

 

 

あくまでも意識の問題で、

 

その時の私の意識がこの建築が表現しているものを理解できなかった、

 

もしくは、

 

理解しようとしていなかった…ということだと思います。

 

 

難しく言えばそうなんだけど、

 

その時の気分も大きく影響するんだろうな…とも思います。

 

 

 

建築だけでお腹いっぱい…ぐらいの満足感だったんですが、

  

清々しくて気持ちいいから、

 

食欲を掻き立てる香辛料とか炭酸水とかのような効果をもたらして、

 

いつになく妙に真剣に展示も観たりして…。

 

  

 

そういう意味で、

 

環境とか建築的な要素っていうのが、

 

こんなところにもすごく大きく影響していることに、

 

この年になってようやく気が付きました。

 

 

ちょっと遅すぎたかも?

 

 

それとね、

 

 

スタンプラリーの代わりみたいな企画があってね、

 

ただ、 ↑ こんな組み立て式のケースが置いてあって、

 

スタンプの代わりに ↓ の写真を集めるだけなんですが、

 

 

なんか、楽しかった。

 

 

ばらばらの写真だけだと、

 

ばらばらのまま、

 

どこかに行ってしまうかもしれませんからね。

 

 

そういう意味では秀逸な企画かと。

 

 

集めた写真は、ケースを組み立てて、

 

ちゃんと収納しておきましたよ。

 

 

 

…が、

 

収納したケースのままどこかに行ってしまうかもしれないことは、

 

ここでは言わないことにしておきます。 

 

 

帰ってからケースを組み立てていて、

 

台紙にある「泉屋景」という文字に目が行きました。

 

写真が八枚だから「八景」と当然なんだけど、

 

なんとなく、手元で組み立ててるケースの大きさが8センチぐらいであることに気がついて、

 

測ってみると、しっかり8センチ角。

 

 

作意なのか偶然なのかは知りませんけどね。

  

 

ということで、

 

展示も含めていろんな意味で

 

ほかの上質なモダニズム建築にも触れたくなりました。

 

 

さぁ、どこモダニズムを見にいこうかな?

 

 

今回は、建築の話で長くなったので展示には触れませんが、展示もよかったですよ。

 

 

 今度行く予定の呉春も、先に拝見することが出来ましたしね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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