続いて『梅隠』
これもHPによると、
『数寄屋の第一人者・中村昌生先生が設計した茶室で、八畳の広間と四畳半の小間からなります。千宗旦好みの小間には内露地が設けられており、貴人口から内露地に入るようになっています。』…と。
最後のところ、ちょっと表現がおかしい気がします。
内露地への入り方を書きたいのなら、
「中潜りから内露地に入るようになっています。」
もしくは、茶室への入り方を書きたいのなら、
「貴人口から茶室に入るようになっています。」
が正しいのかな?
ま、いいけど。

庭玉軒を思わせる内露地が、なかなかいい雰囲気を醸しています。
内露地越しに見える貴人口、その向こうのお茶室の明るさも微妙にいい感じ。


なぜ、雪国に多いとも言われている内露地をここに作ったのかはわかりませんが、
雪国じゃないといけないということもないので…ね。



小間は四畳半。
貴人口からの出入りなので躙り口はなし。
でも、内露地があるせいか、貴人口からの光も制限されて、明るさも良い感じ。
これ、少し調整すればいい明るさになりますよね。
下座床で、天井は、掛込天井と平天井。平天井は網代。
床の床面と框が紙張りっていうのが珍しい。
床柱は栗の名栗かな?



広間もオーソドックス。
強いて言えば、
広間の点前に寄付を通らなければいけないのが難点かな。
それと、寄り付きを通る関係で、
炉も一見、不思議な位置に。
よく考えるとそうでもないんだけどね。
でも、
全体の配置次第ではもう少し違和感のない配置に出来たと思いますが、
この配置で表現したい重要ななにかが他にあったのかもしれません。
あとね、
外には腰掛待合があって、

その前に、
水琴窟がありました。

いい音してましたよ。
ありがとうございました。
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