今回は展示ではなく、
久しぶりに予約をしてお茶室の見学のため、佐川美術館へ。
たぶん、コロナ後初。
そして、お茶室の見学料が値上がりしてた。

お茶室の写真は撮れないので、
何度行ってもブログに載せるのは
↓ のような外観写真だけになってしまいますが、

何度見てもいろんな意味でやっぱりすごい。

ここの見学はね、案内されるままに説明を聞きながら見て廻るシステムだから、
何度も行かないと見落としてる部分とかがあって、
次に行ったときに、あれ?こんなのあったけ?みたいなことが起こりうるんです。
二回目に行ってそんなことに気が付くとね、何度も行きたくなるんです。
私の場合はね、
えっと、見学者には写真撮影禁止の代わりに写真集がもらえるんですが、
その写真集が、手元に4冊あります。
…で、表紙以外は全く同じものなので、過去に数人にあげたので、
多分、7~8回は行ってると思います。

ここを見ると、
こんなのをやってみたいな…という気持ちを触発されます。
…が一方で、
ここだからこれでいいんだ…というところもあって、
普段、私に来る依頼とは、
かなり、その質というか、機能性が違うところもあるので、
もちろん予算的にもそうだろうけど、
本当に難しいお茶室であることも理解しています。
まぁ、依頼が来るか来ないかはわかりませんから、
今、私にできることと言えば、
こんな依頼が来た時のために精進致します。

ここの小間「盤蛇庵」は、
三畳半向切踏込桝床のお席ですが、
これが先日の、見れなかった宇治のお茶室と同様に有楽囲い風で、
板壁に火灯口こそあいていませんが、
点前座正面の板壁の向こう側に半畳の相伴席のあるお席。
なぜか今年は、この間取りのお席に遭遇することが多い気がしますが、
ひょっとして、今年は久しぶりに如庵の見学に行こうかな?
…と画策してるからなのかな?
如庵の間取りに戻ると、
私の中では、この点前座の前の半畳が、
相伴席としてはどうにも中途半端な半畳な気がしていて、
この半畳の意味がよくわからなかったんですが、
相伴席という位置づけではない…というご意見も見つけたので、
私なりの考え方が固まったら、いずれ、ここに何か書くかもしれません。

今回の特別展は、 ↑ こんな感じの展示で、
興味がない訳ではないのですが、
お茶室を見た余韻が全部消えちゃいそうで、
さらっと見て、帰ってきました。

ありがとうございました。
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