· 

寄稿

 

すっかり押し詰まって参りました。 

 

 

既に、年末年始のお休みに入っている方も多いと思います。

 

私は…というと、なんとなく常に休みなのかどうかわからない状態ですが、

 

今はまだ、

 

年賀状を書いています。(>_<)

 

 

そこは置いといて、

 

 

年末年始のお休み中ということもあって、

 

今日は、ここにはあまり書かないプライベートなお話を少し。

 

 

 

この夏、私の母校の同窓会の事務局から、

 

同窓会誌になにか文章を書いてくれ…というお言葉を頂戴し、

 

大先輩からの要請なので拒む機会も与えられず、半ば強引に書くこととなりました。

 

 

本当に半ば強引でしたし、

 

その大先輩の前では、

 

断らしてくれないから…などと冗談を言って、

 

仕方がないから書いてます…的なアピールで、

 

すこしでも気持ちの上で優位に立とうとしていますが、

 

実際断ろうと思えば断れないことはなかった。

 

 

でも、何を書いてもいい…という話だったし、

 

その場で書きたいことが頭をかすめたので、お請けした部分が大きい。

 

 

その書きたかったこと、

 

それは、今年の5月に急逝した一つ下の後輩の事です。

 

 

彼とは、在学中は全く面識はなかったのですが、

 

お互いに子供が母校に通い始めたあと、

 

PTAで知合い、一緒に多少なりとも学校のお手伝いをしてきました。

 

 

本当は、追悼文だけで十分だったのですが、

 

折角の同窓会誌だから他の後輩たちに自分をPRするようなことも書いて欲しい…とか、

 

あとになってそんな話が出てきて、

 

こういったところが非常に気分を重くさせる嫌な部分で、

 

結局少しも気持ちの上で優位に立てていなかったことを意味するのですが、

 

仕方がないから、文章の前半に私の経歴というか自己紹介を追記して寄稿しました。

 

 

そして、その同窓会誌が先般出来上がり配布されました。

 

すると、

 

彼の死が耳に届いていなかった方や、

 

彼と私の両方を知る方からのたくさんの反応を戴きました。

 

 

知らせてくれてありがとう。

 

書いてくれてありがとう。

 

彼もよろこんでいると思う。

 

彼と私の掛け合いが目に浮かんだ。 

 

思い出して、また涙があふれた。・・・・・・・・・・等々

 

 

実は、書くことについて少々のためらいもあったので、 

 

そんな反応が届くたびに、書いてよかったな…と感じています。

 

 

 

 

いやいやながら追加した文章の前半はというと、

 

 

それでも、非常に少数ですが、

 

私のやっていることが少しわかった…とか、

 

考えてることや情熱が伝わって来た…などの反応はありました。

  

 

設計事務所…というのは、

 

建築を設計する事務所…と知っているだけで、

 

建築の設計がどういうものなのか、

 

実際どんなことを考え、どんなことをやっているのか、

 

なんでそんなに時間がかかるのか、

 

なんでそんなに高い(?)のか…など、

 

 

ちゃんとご理解いただけていないケースがとても多いんですよね。

 

それをちゃんと周知しない我々の怠慢もあるんでしょうけど、

 

この辺はすごく難しいお話なので、ここでは割愛。

 

 

 

で、原稿の前半部分。

 

私の仕事の本当の隅っこの一端だけでも知って戴けたという意味では、

 

 

付け足してよかったのかもしれません。

 

 

やっぱり、人世の大先輩方のお言葉には逆らわない方が良いのかな?

 

 

…と、ひょっとすると大先輩方もこのブログを見ないとも限らないので、

 

一応ここでは敬意を表しておくことにします。