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御茶事に参加させていただきました。

 

とある御茶事に参加させていただきました。

 

 

久しぶりの御茶事で緊張していたのか?

 

朝、いつもとは違う自分自身を感じて、自分でもびっくりしたのですが、

 

何が違うのかな…と考えてみても答えが見つからず、

 

今日のお席はどんなお席かな?という期待感で一杯だっただけ…だったようにも思います。

 

ホントのところは、自分でもわかりません。

 

  

この日は、生憎の雨。それも、それなりに強い雨。

 

そんな雨の中、期待感を胸に出発した訳ですが、

 

  

雨の影響で電車は遅れ、

 

また、最寄り駅では、雨だからタクシーが捕まらない…という試練(?)を経て、

 

タクシーで10分程度で目的地に到着。

 

 

駅から10分ほどのところですが、タクシーを降りたのは、

 

雨故に、紅葉が瑞々しく光る、とてもきれいな景色の真ん中でした。

 

( ↓ の写真はあまりきれいじゃありませんけどね。)

 

茶室 茶事 紅葉 懐石 小間 隅炉 濃茶 薄茶 

 

寄付待合で白湯を戴き、一通りの流れの後、お茶事の開始。

 

 

まずは、それなりの雨なので、腰掛待合を省略し、露地笠を使ってお茶室へ。

 

お茶事では、露地笠は用意してあるけど、

 

実際に露地笠を使うというのもあまりない体験。

 

 

お茶室へ入室。

 

結果的にはこの瞬間が、この日の私のメインイベントみたいになったのですが、

 

お茶室にはいって、炉に目がいき、釘付けになりました。

 

 

私自身は、待庵以外では見たことがない隅炉。

 

いろんなお茶の先生に聞いても、

 

隅炉のお点前は、だいたい想像はつくけど、習ったことはない…という方が多くて、

 

個人的には、待庵以外に隅炉は存在しないのかな?…と思っていたほど。

 

 

ここで、カチッ!と音を立てて私の中でスイッチが入る。

 

 

実は、待庵では何事もなく納まっているけど、

 

例えば、今、隅炉でお茶室を作ってくれ!と言われると、

 

待庵と同じ納りにはならず、こんな風になってしまうよな、後のメンテナンスとかを考えるなら。

 

メンテナンスを考えないなら、同じように出来るけど。

 

…と思っているところがあるのですが、

 

このお茶室の隅炉は、ちゃんと私が思っているように納まっていたので、

 

ちょっと嬉しくて、一人でテンションが上がってしまいました。

 

 

ひとりでそんなことを考えている間に、茶事の方は、炭点前へ。

 

御亭主のなんとも味わい深いお話しぶりとお点前が、心に染みいる感じでした。

 

 

懐石は、場所を変え、広間で椅子式で。

 

私自身は、正座には弱い方ではない…と思ってはいるのですが、やはり有難く、随分足が楽。

 

ここでも、如何なくご亭主の世界感を発揮、広間全体がその世界感に包まれていました。

 

 

懐石が終わり、中立。

 

雨も上がり、今度は腰掛待合で銅鑼の音を聞き、後座へ。

 

 

後座の濃茶は再び小間へ。

 

 

実は、個人的に、お点前で見たいところがあって、

 

濃茶のお点前にかなり集中していたのですが、

 

そもそもが初めて見る隅炉の点前だし、

 

それに加えて、ご亭主のお点前が洗練されすぎていて、

 

私には難しすぎました。残念。

 

 

 

その後の薄茶は、また場所を変えて、今度は洋間の応接セットで略点前にて。

 

 

濃茶の緊張感から解放するために、雰囲気の変化…のみならず、

 

部屋そのものを変えて、ガラッと空気を変えてしまい、

 

あとはお料理の時と同じく、長く座ることへのお心遣い…。

 

  

お茶事全体を通してみると、

 

ご亭主の趣向を凝らしたお心遣いがそこここにさりげなく感じられ、

 

そこにご亭主の世界感と味わいとご家族の御心も加わって、

 

そのすべてが心に染み入るような、心地のいいお席でした。

 

 

お茶事では、

 

世の中の時間の流れに関係なく、

 

お茶室という、俗世間とは一線を画した閉ざされた空間の中で、

 

その中だけの時間が流れているような感覚を味わえる

 

…という風に私は感じているのですが、

 

そんなお茶事の世界を久しぶりに体感し、全身で味わうことが出来て、

 

とても楽しい時間を過ごさせていただきました。

 

 

茶道の世界に、何となく、比較的近い位置に居ながらも、

 

私のお茶のスキルが少しでも成長しているかというと、

 

全くそんなことはなく、お茶の知識、道具の知識に乏しく、

 

お茶会やお茶事では、話について行けずに、

 

話を消化できない自分にいら立ちを感じることもあるのですが、

 

 

今回のお茶事に関しては、そんなお話が右から左に流れたとしても、

 

ご亭主の隅炉のお点前を眼前で見ながらお茶を戴ける…という体験が出来ただけでも、

 

大変に貴重で、非常に満足のいく体験となりました。

 

ありがとうございました。

 

格別の体験をさせて戴きましたこと、本当にうれしく、感謝申し上げます。

 

 

また、御同席戴いた方々には、

 

不慣れなものが一人入ることで、邪魔になってはいけないと、

 

出来るだけ気配を消して臨みましたが、

 

それでも、もし邪魔と感じておられたなら、ここにお詫び申し上げます。

 

ただ、私は御同席させていただけて、非常に楽しい時間を過ごさせていただきました。

 

ありがとうございました。

 

感謝いたします。