温故知新…古民家再生

 

伝統というと重々しい響きになりますが、

私達が住む地域に合わせて少しづつ改良され、

今に引き継がれている物があります。

それらはその時代ごとに文化となり、根付いてきました。

  

 

建築でいえば、古民家etc.が挙げられると思いますが、

現在、それらを取り巻く環境は非常に厳しく、

法律、相続、現代的な生活とのギャップ、技術の低下、安価な新建材の流通…など、

引き継いでいくには多すぎるほどの悪条件が存在し、取り壊されていきます。

 

カタチに残るものだけでなく、考え方や技術は引き継がれることなく忘れ去られていきます。

学ぶべきことがたくさんあるにもかかわらず…です。

 

一旦途絶えてしまうと取り戻すことのできないモノやコトを次世代に引き継ぐために、

我々の世代でしておかなければならないことはたくさんあるはずです。

  


 

「もったいない」は、日本の文化です。

また、消費を中心にした社会構造は既に過去のものです。

 

条件さえ合えば、使えるものは使う…というを考えをもとに、

現代の生活に合った形で、伝統を踏襲しながら新しい文化を生み出すような、

そんな建築を考えていきたいと思っています。

 

古民家の再生は、そんな考え方の一つです。

それが、次世代につながると考えます。

 

 

最近は、古民家ブームと呼ばれている時代です。

古民家を改修したカフェやレストラン、その他の施設が大流行りです。

 

しかし、改修されたいろんな古民家を見ると、

切ってはいけない構造材が容赦なく切られていたり、

見るからに危険な改修が施されているケースも少なくなりません。

 

建物を長く使い続けるために、

次のリフォーム・リノベーションを可能にするためには、ちゃんとした改修が不可欠です。